Canada Post (カナダ郵便公社)




GuiXTの導入により、人事の査定評価プロセスの簡素化、生産性の改善およびユーザ満足度の向上を達成


GuiXTを導入する事により、トランザクション コード関連のサポートコールを88%削減することができました。さらに、画面上のデータ入力フィールドの数が減ったために作業効率は68パーセントも増加しました。 - Canada Post -


シナリオ

SynactiveのGuiXTテクノロジーは、Canada Postの従業員の評価プロセスを改善し、評価項目を見直すために役立ちました。GuiXTの導入前は、手順を理解していないユーザが不正確または不完全な情報を入力し、また間違った人事評価基準を使うというミスもたびたび発生していました。その上、これらが原因で70%もの査定が未提出になっていました。一般的ないくつかの問題は添付文書や誤ったステータスを完了する前に確認ボタンをクリックするという問題でした。GuiXTは、これらの問題の全てを解決し、エラー発生を95%減少させました。

問題点


Canada Postでは、年間1,600人以上のマネージャーおよび300人の人事職員が、約8,500人の従業員の査定をSAPまたはWorkplace/Portalsを使用して行っていたためスムーズな人事評価プロセスの実現が大きな課題となっていました。マネージャーは年間3〜5回各職員の査定記録にアクセスし、200人の人事職員ユーザは年間500回以上アクセスしています。また、100人の人事職員ユーザは年間1,000回以上、これらの査定記録にアクセスしています。

従来までの作業環境では、いくつかのエラーが頻繁に起こっていましたが、特に従業員の名前または社員番号が初期のPPPM画面(プロファイルの変更)、またはPPPD画面(プロファイルの表示)に入力されていない場合は、同じエラーが繰り返し発生していました。これらの情報が欠落した場合は、アイコンをクリックして別の画面へ移り、詳細の情報を確認した上でそれがどの従業員の査定であるかを確認しなければなりませんでした。各マネージャーのこれらの査定エラーが連鎖式に増大化していたため、特定の査定を見つけるために非常に多くの時間が費やされていました。また、査定評価に表示されている従業員の名前と従業員の番号を確認せずに査定結果が更新されるという問題も発生していました。

解決策


Canada PostはGuiXTソリューションを導入することで、人事評価プロセスに関連付けられたSAP画面と業務を簡素化することで生産性とユーザの満足度を高めました。さらにトレーニングコストの大幅削減に加えて、ユーザとSAPの間に存在していた利便性の障壁が取り除かれました。GuiXTの技術は、SAP GUI環境と統合されているため、Canada PostのようにSAPを使っているどのような組織でもSAP上で行われた開発作業の重要性をそのまま継承しながら、特定の業務の要件に対応できるように画面を最適化することができます。

GuiXT導入後の効果


Canada PostはGuiXTの導入によって膨大な効果を得ることができました。

  • トレーニング時間の削減: 各職員のトレーニングに費やす時間を88%削減
  • 作業効率の改善: データ入力フィールドを減らすことで、作業効率が68%向上
  • 生産性の改善: 全評価プロセスを完了するのに必要な時間が70%に減少
  • サポートコールの短縮: トランザクションコード関連のサポートコールが88パーセント削減
  • 正確さの改善: SAPプロセスの簡略化が使用上すべての障害をお取り除き、エラー発生率を95%排除
GuiXT 導入前
GuiXT 導入後 GuiXT 導入後
トレーニング時間
18 時間
2 時間
データ効率性/生産性 104 キー入力 33 キー入力
査定評価完了時間 50 分 15 分
サポートコール数 216 26
エラー率 20% 1%

Canada Postについて


Canada Postグループは71,000名の従業員と6,500以上の郵便局で構成されています。Canada Postは2009年には110億近くの郵便物を1,500万のカナダ全土の住所に配達し、73億ドルの売り上げを達成しました。Canada Postは、革新的な郵便物の配達ソリューションまたは電子的配信ソリューションの提供により、顧客や従業員のための価値を作り出しています。Canada Postは過去4年間、カナダの優良企業トップ100社の1社に選ばれ、2009年には"カナダを最も象徴するブランド"として選ばれました。