Liquid UI プラットフォーム



Liquid UIプラットフォームは、モバイルとデスクトップ間で統一されたUI戦略を活用し、新しいSAPビジネスアプリケーションを開発および展開するためのエンタープライズクラスのフレームワークです。

SAP アプリケーションをウェブブラウザやモバイル機器などで使用する必要がある場合は、各々のプラットフォーム上でアプリケーションを開発しなければなりません。ただしこのアプローチでは、複雑な開発ツールと言語を使用してアプリケーションを構築し、同じアプリケーション用に複数のコードベースを維持する必要があるという難点があります。通常は別プラットフォーム上で開発されているアプリケーションは異なる言語またはプログラミングモデル、さらには異なるツールで構築されている場合があるため、同じ開発チーム内ですべてのバージョンを構築および維持することは困難であり、それぞれのバージョンを構築するために個別の開発チームが必要になる場合もあります。多くのIT組織にとって、このように複数のコードや開発チームを持つ手段は容易に持続できるモデルとは言えません。 Liquid UIプラットフォームは、SAP画面のカスタマイズを通じて合理化されたSAPビジネスプロセス、または新しいSAPアプリケーションの迅速な開発と展開のために必須となる拡張性を持つフレームワークを提供します。

Liquid UI Architecture

Liquid UIプラットフォームは、多種多様なアクセスポイントに対して最適化されたユーザインターフェイスを提供することで、コスト効率の高い環境を迅速に作り出します。 現在Liquid UIは、物理、仮想、モバイルの各環境でSAPアプリケーションを実行している千社以上の企業に利用されています。 Liquid UIプラットフォームは、マルチスレッドアーキテクチャの強みと簡単な開発スクリプトの手法を活用して、企業に効率性、精度、競争の優位性、そしてビジネスプロセスの自動化を提供します。

Liquid UI プラットフォームは、Liquid UIサーバ、各種クライアントソフトウェア(Android、iOS、Windows Mobile / CEなど)、およびデベロッパーツールキットで構成されています。 Liquid UI サーバは、SAPアプリケーションの画面を統合するSAPサーバとクライアント間の軽量の“パススルー用サーバ”で、個々のユーザのシステムまたはモバイル機器ごとに追加コンポーネントをインストールする必要はなく、SAPサーバとユーザ間のコミュニケーションを合理化する役割を果たします。 さらには、デベロッパツールキットを使用すると、デスクトップ、モバイル、ウェブブラウザ、オフラインなどの幅広いクライアントのアクセスポイントに導入できる高品質のSAPトランザクション画面を迅速に作成することができます。

特徴


  • 統一されたUI戦略
    Liquid UI Platformは、企業により多くのコントロールとコラボレーションをもたらします。 企業は、デスクトップ、モバイル、Web、オフラインのデバイスなど、幅広いタッチポイントでカスタムSAPモジュールを使用することができます。
  • ビジネスの加速化
    シンプルながらもパワフルな Liquid UI プラットフォームは、ユーザがビジネス効率と生産性を向上させるのを容易にします。 Liquid UI プラットフォームにはGuiXTテクノロジーが含まれているため、集中管理された導入によって新しいユーザインターフェイスを簡単に提供できます。 また、Liquid UI vは簡単に導入と管理ができるため、あらゆる規模の企業に最適です。
  • 柔軟かつ拡張可能
    Liquid UI Platformは、企業がSAPソフトウェアアプリケーションを構築、展開、管理できるだけでなく、あらゆるタッチポイントでスクリプトを拡張し再利用する機能も備えています。 単一コードベースのアプローチは、ネイティブアプローチに比べて劇的な生産性向上をもたらします。 生産性は、JavaScriptを使用した使い慣れたプログラミングモデルを使用して、異なる画面からフィールドを引き出して新しいアプリケーションを作成することによって、さらに向上します。 アプリケーションの進化に伴うメンテナンスと更新は、個々のタッチポイントを更新することなく簡単に導入できます。
  • 迅速な実装
    Liquid UI開発ツールは、既存のトランザクションから開始し、ツールを使用して画面、タブ、およびトランザクションを集約することにより、新しいSAPアプリケーションの設計と導入を簡素化します。 開発者はコード作成に時間を費やすことなく、新しいビジネスプロセスの定義に専念することにより実装と投資収益率(ROI)を向上させることができます。
  • オープンで柔軟なアーキテクチャ
    Liquid UIモビリティソリューションの導入により、企業データの全てをモバイル環境にシームレスに拡張します。
  • 既存のリソースを活用
    ECMA-262準拠のJavaScriptテクノロジに基づいて、Web開発者は異なる画面のフィールドを含む画面を作成し、新しいアプリケーションを作成できます。
  • 豊富な周辺機器のサポート
    Liquid UIは、バーコードスキャナ、RFID、ワイヤレスプリンタ(iOSデバイス用の高度なバーコードスキャン設定など)と即座に統合することができます。
  • 特許取得済みの接続性
    Liquid UIは、固有のプロトコルを使用してSAPに直接接続する特許取得済みの接続テクノロジーをベースに構築されており、追加のセキュリティレイヤーや潜在的なセキュリティの脅威を排除し、リアルタイムの変更を可能にしてデータの整合性を保持します。
  • 容易にエンドユーザをサポート
    Liquid UIの一元的に管理されたアーキテクチャにより、アプリケーションの更新と改訂が、サーバからクライアントデスクトップ、ウェブブラウザ、または現場に配置されたモバイルデバイスに自動的に送信されます。
  • 総所有コストの削減
    単一のフレームワーク内で複数のアプリケーションをサポートすることで、更新内容の管理が容易になり、スタッフのメンテナンスやトレーニング要件も低くなるため、総所有コストを均衡した状態に保つことができます。
  • 製品紹介

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